天恵丸の呟き2020-11-06T09:00:19+09:00天恵丸の船長シーサン(SEA-SON)が日々の思いを綴ります。
JUGEMクジラhttp://tubuyaki.sea-son.info/?eid=9993912010-07-14T18:45:00+09:002010-07-14T12:42:37Z2010-07-14T09:45:00Z先週の9日、真鶴の定置網にクジラが掛かりました。(ちなみに毎月9日はクジラの日らしく、できすぎです)数日前から近海を泳いでいたようですが、とうとう網に迷い込んでしまったようです。追い出そうとしたようですが、翌日には死んでしまっていたので、定置網の船で港に...シーサン
先週の9日、真鶴の定置網にクジラが掛かりました。(ちなみに毎月9日はクジラの日らしく、できすぎです)
数日前から近海を泳いでいたようですが、とうとう網に迷い込んでしまったようです。追い出そうとしたようですが、翌日には死んでしまっていたので、定置網の船で港に運んだとのことでした。その後の陸揚げが大変でした。なかなか上手く上がりません。何度も吊り上げたのですが、途中で綱が切れたり、滑って落ちたり、4時間近くかかってやっとトラックへ。海の上ではさほど大きく見えなかったクジラも、トラックに乗るとさすがに大きい!いや〜、沖で見たかったな!!
このクジラ、マッコウクジラの子どもらしいのですが、体長は10m、重さ約12トンあったようです。聞くところによると、この後保冷車に積み替えて、宮城県まで運ばれたようですが、きっと食用になるのだろうと思います。
食べると言えば、和歌山県太地町のイルカ漁を撮って米国のアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画「ザ・コーブ」が世界的な話題となりましたが、一方的な意見を押し付けるドキュメンタリーが賞を受賞するなんて、程度が低すぎると思いますね。食べると言う行為は神聖な部分を持っていると考える日本人のメンタリティーも知って欲しいです。環境保護団体と名乗っているものの根本的な人種差別体質には悲しいものがあります。調査船に体当たりするなんてのも、海で暮らす側からしたら、命を脅かす許し難い行為でしかありません。言語道断な感じ、とさらに憤ってしまいます。
]]>海人(うみんちゅ)http://tubuyaki.sea-son.info/?eid=9993902010-04-12T14:13:00+09:002010-04-13T04:19:49Z2010-04-12T05:13:00Z これは10年前に、沖縄の米軍基地の移転先候補の「辺野古」に行った時、地元の海人を撮った写真だ。 海の男はなんとなく格好良く思えて、海人と言う響きにも憧れに似た感情を覚えた。 この時は、まさか自分が漁師になるとは思いもしなかったが、今思えば、心の中には海...シーサン
これは10年前に、沖縄の米軍基地の移転先候補の「辺野古」に行った時、地元の海人を撮った写真だ。
海の男はなんとなく格好良く思えて、海人と言う響きにも憧れに似た感情を覚えた。
この時は、まさか自分が漁師になるとは思いもしなかったが、今思えば、心の中には海の男に憧れがあったんだな。
その「辺野古」は、サンゴ礁でできた瀬が沖まで広がっていて、大潮の干潮になると、遥か先の海が深みに落ち込む寸前まで浅瀬になる。深い海と浅い海の境界線は、生物の豊かな場所で、そこにはタコやら貝やら、取り残された魚やらがたくさん潜んでいる。その淵まで、入り組んだ水路を熟知した漁師たちが小舟で連れていってくれて、獲物を銛で突いたり手掴みで獲ってくる漁が行われる。地元の一般人もこの時を楽しみにしているらしく、潮が満ちてくるまでの数時間を楽しむのだ。
私も潜って貝を採ったり、珍しい魚を観察したり、大自然の海を満喫し、大層楽しかった。
その辺野古に作ると言う基地の問題は、自分が漁師になった今、より身近な問題として切実に感じられる。兎に角、あの豊かな海がコンクリートで固められ人工物に埋め尽くされるのを想像すると、止めて欲しいとしか言いようがない。
今、漁をしている相模湾も世界的に誇る豊かな海(http://www.kahaku.go.jp/event/2007/04sagami/sagami.html)と言われてはいたものの、明らかに魚は減ってきているし、海の環境が大きく変化してきているのを感じる。基地なんて作る余裕があったら、命の源にもっと投資すべきなのではないだろうか?
]]>バレエの発表会http://tubuyaki.sea-son.info/?eid=9993892009-09-04T09:35:00+09:002010-04-12T07:31:20Z2009-09-04T00:35:00Z
久しぶりに東京に出かけてきました。海の生活がメインになってきている最近は、東京もちょっと遠く感じますが、久々の上京は気分を高揚させます。
用事はと言うと、友人のバレエ教室(http://www.be-arts.jp/)の発表会。もう10年近くお手伝いをしていますが、今回は...シーサン
久しぶりに東京に出かけてきました。海の生活がメインになってきている最近は、東京もちょっと遠く感じますが、久々の上京は気分を高揚させます。
用事はと言うと、友人のバレエ教室(http://www.be-arts.jp/)の発表会。もう10年近くお手伝いをしていますが、今回は40周年記念と言うことでなおさら気合い?が入っています。ゲストもサンフランシスコバレエ団のプリンシパルと豪華!それにも増して先生親子の3代競演やOG方の出演で盛り上がっていました。心配された台風の影響もさほどなく、無事終演。(写真、舞台裏の様子は、ドガの絵画のようです。)私は船の心配もあるので、終電でとんぼ返りでした。
台風11号は、まっすぐ関東に向かう進路を取ってしまって嫌な感じでしたが、大陸からの高気圧が冷気を運んできていたので早めに反れていくと予想。ところが思ったよりも日本に近付いてきて天気の予報の難しさを感じました。最近は天気予報士が活躍していますが、漁師は命がかかっていますから、予報士より真剣に天気を調べます。台風は、多少の高波が出た程度で通過してくれましたので、一安心でした。
折しもこの日は、衆議員選挙。民主党圧勝で日本の政治がどう変化するのか期待したいところですが、台風のように風だけで来て、あっけなく去ってしまわないようにして欲しいものです。
]]>自然が好きな仲間たち。その1http://tubuyaki.sea-son.info/?eid=9308512009-05-31T19:09:00+09:002010-04-13T04:20:55Z2009-05-31T10:09:00Z先日、昔お世話になった小松健一さんと言う写真家が福浦を訪ねて来てくれました。私が、東京で企画会社をやっていた時に、環境フォトコンテストの審査員をして頂いたのが出会いで、その後の写真展の企画に写真家を紹介してもらったり、本当にお世話になりました。そもそも...シーサン先日、昔お世話になった小松健一さんと言う写真家が福浦を訪ねて来てくれました。私が、東京で企画会社をやっていた時に、環境フォトコンテストの審査員をして頂いたのが出会いで、その後の写真展の企画に写真家を紹介してもらったり、本当にお世話になりました。そもそも出会った最初の飲み会で深酒をして、お宅にお邪魔したのがきっかけで飲み仲間になり、沖縄の写真展を訪ねては泡盛を飲み歩いたりと、公私に渡り楽しい時間を過ごさせてもらっていました。
仕事でのつながりは、仕事が切れるとなくなってしまいがちですが、飲み仲間になると「どうしてるかな、また飲みたいな」と、時々思い出します。そんな訳で今回は、駅前の居酒屋に、漁師らしく?釣った鯛を持ち込んで、酒盛りをしました。いやー楽しかった。
彼は、写真家で喰えなかったら漁師になりたかったなんて言っていましたが、剛胆だけれども繊細な人柄で、写真もとても美しいものを撮っています。サイトを立ち上げたそうなので是非ご覧になって下さい。
小松健一オフィシャルサイト/
今度は一緒に釣りをして、釣った魚で一杯やりたい!ですね!!
なかなか真鶴まで足を運んでもらえないけれど、昔の仲間にも、もっと海の楽しさなどを知ってもらって、一杯やれたら幸せだなと思った今回でした。
]]>突然の来訪者!?http://tubuyaki.sea-son.info/?eid=8924952009-04-14T03:57:31+09:002009-10-04T06:23:58Z2009-04-13T18:57:31Z
湯河原の山は、猿や猪、鹿、テン、ハクビシン、リス、むささび、フクロウ、オオタカなど意外なほど様々な動物たちが棲息する豊かな自然が残っています。そういった山の中に棲む、本来は野生の生き物たちも、山に食べ物が無い季節には里に出没したりします。彼等にとって...シーサン
湯河原の山は、猿や猪、鹿、テン、ハクビシン、リス、むささび、フクロウ、オオタカなど意外なほど様々な動物たちが棲息する豊かな自然が残っています。そういった山の中に棲む、本来は野生の生き物たちも、山に食べ物が無い季節には里に出没したりします。彼等にとっては人里は危険が多く、止むに止まれぬ行動なのですが、中でも猿は賢く、里には食べ物がたくさんあるのを知っていていて、わざわざ民家を狙ってやってくることがよくあります。日光などで人から食べ物を掠め盗っていく姿は良く報道されたりしますが、そんな姿は日光だけではなく、ここ湯河原でも見受けらるのです。
我が家は海の近くなので、民家も密集し、猿が来ることは無かったのですが、何日か前にうちのデコポンを食べて行った猿がいました。その味を占めたのか家族連れで再度ご登場です。小猿は好奇心が旺盛で、家の中で見ていた人間に興味を持って窓から覗き込んでいきました(写真)。このあと猿を追い払ったのですが、雄ザルに逆に威嚇されて、負けてしまいました、、、
この雄ザル、威嚇する時に「オラオラ」と言った感じで顎を突き出す仕草をします。この姿、チンピラ(人間)が威嚇する時の「オラオラ」にそっくり!人も猿も仲間なんだと、妙に納得してしまった一瞬でした。]]>ベニアコウ!!http://tubuyaki.sea-son.info/?eid=8635512009-03-13T04:56:38+09:002009-10-04T06:23:58Z2009-03-12T19:56:38Z
前回、深場釣りの話をしましたが、探索、研鑽のかいあって、とうとうベニアコウを釣り上げました 重さは6.9kgありました。
1000mもの深海から揚がって来ますので、浮き袋が膨れ、目も飛び出してしまいます。それでこの魚は、メヌケとも呼ばれています。水面近くになる...シーサン
前回、深場釣りの話をしましたが、探索、研鑽のかいあって、とうとうベニアコウを釣り上げました 重さは6.9kgありました。
1000mもの深海から揚がって来ますので、浮き袋が膨れ、目も飛び出してしまいます。それでこの魚は、メヌケとも呼ばれています。水面近くになると浮力がついて軽くなり、2kgの錘をものともせずに海面にポッカリと浮かんできました。こんなのが、釣れる時にはちょうちん行列のようにズラズラと水面に揚がると言うのですから夢のような話です。
この日は色んな場所を探索しましたので、実はもう少し浅い、水深500mくらいのところでアコウという魚も釣れました。
魚釣りはポイントが重要です。深場は試す回数が極端に少ないので地道にポイント探しをしなければいけないのです。今後も頑張っていこうと思わせてくれる、贈り物のような一匹でした。
あなたもロマンを求めて深海釣りに挑戦してみませんか?]]>深海ザメを食す!http://tubuyaki.sea-son.info/?eid=8597342009-03-09T18:37:51+09:002009-10-04T06:23:58Z2009-03-09T09:37:51Z
福浦港には昔から深場の釣り名人が多いのです。80歳近いのに現役の漁師は、素人は一生に1尾も釣れないかもしれない大ムツを行けば必ず釣ってくるし、100kg近いオシツケと言う魚も揚げて来たりするのです。1000mの深海に居るベニアコウと言う魚も今は幻のようですが、こ...シーサン
福浦港には昔から深場の釣り名人が多いのです。80歳近いのに現役の漁師は、素人は一生に1尾も釣れないかもしれない大ムツを行けば必ず釣ってくるし、100kg近いオシツケと言う魚も揚げて来たりするのです。1000mの深海に居るベニアコウと言う魚も今は幻のようですが、この港では良く上がります。せっかくそんな港で漁師をやっているので深海の釣りに挑戦し、マスターしたいと日々研鑽をしていますが、なにせ相手は東京タワー3本分の深海の底にいて、そこに糸付きの錘を落とすのですから、二階から目薬なんてものではありません。ポイント分かっていても相当に困難な釣りです。さらに自分でポイントを探すのは、砂漠でダイヤを探すようなものですが、海の持つ不思議さを感じながら挑戦しています。
そんな中、外道には色々変わった魚が掛かってきます。その一つが写真のヘラツノザメと言う深海鮫です。肝臓が異様に大きいので肝油を採るために利用されてはいますが、あまり食べることは無かった魚です。ところが最近、深海の魚が見直されてこの鮫を食べていることを知りました。そこで私も試食!白身で無味無臭、ちょっと柔らかいですが食べやすく、子どもたちには好評でした。さすがに刺身にはしませんでしたが、次回は挑戦したいと思っています。他にも不思議な深海の生き物たちがいます、興味がある方はお分けしますよ]]>龍宮講http://tubuyaki.sea-son.info/?eid=8103332009-01-19T10:25:20+09:002009-10-04T06:23:58Z2009-01-19T01:25:20Z
1月には神事、龍宮講が行われます。漁師が3つの組に分かれて掛け軸を保管し、15日の夜に寄り合い一年の豊漁と航海安全を祈念するのです。今年は、当番に当たりました。なにせ初めてのことで分からないことばかり、先輩漁師に聞きながらの準備です。それでもなかなか至ら...シーサン
1月には神事、龍宮講が行われます。漁師が3つの組に分かれて掛け軸を保管し、15日の夜に寄り合い一年の豊漁と航海安全を祈念するのです。今年は、当番に当たりました。なにせ初めてのことで分からないことばかり、先輩漁師に聞きながらの準備です。それでもなかなか至らないことばかりでした。翌16日は、港全体が休みました。こういった休みも昔は、一週間続けたとか。それも客商売の増えた昨今では、そうもいかず一日に成ったそうです。
いろいろな取り決めも含み、マニュアル世代の私などは、マニュアルを作りたくなってしまいますが、そう言うものでもない世界。古くからの伝統、習慣と新しい時代の波。こういった神事が行われる度に、いろいろと考えさせられます。
(写真は昨年のもの、今年は撮る余裕ありませんでした。)]]>謹賀新年http://tubuyaki.sea-son.info/?eid=7941792009-01-02T11:54:05+09:002009-10-04T06:23:58Z2009-01-02T02:54:05Z
明けましておめでとうございます。新年は穏やかな日が続いて、気持ちの良い毎日ですね。この調子で一年穏やかに願いたいものです。
我が家の昨年は、長女が幼稚園に入園したり、3番目の子どもが11月に生まれたりと、なにかとイベントの多い年でした。大晦日は、外国か...シーサン
明けましておめでとうございます。新年は穏やかな日が続いて、気持ちの良い毎日ですね。この調子で一年穏やかに願いたいものです。
我が家の昨年は、長女が幼稚園に入園したり、3番目の子どもが11月に生まれたりと、なにかとイベントの多い年でした。大晦日は、外国からお客さん(バレエダンサー夫妻他)が見えて、ハタとカワハギの鍋や真鯛やタコの刺身などを食べてもらいました。お年始には近くの神社にお参りし日本情緒を楽しんでもらいました。
海の仕事もどうにかなってきて、今年は尚いっそう精進したいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
我が家の食卓に並んだ魚は、
http://chouka.sea-son.info/
でご覧下さい。]]>椎茸栽培http://tubuyaki.sea-son.info/?eid=7717092008-12-18T15:14:29+09:002009-10-04T06:23:58Z2008-12-18T06:14:29Z
去年裏庭に、採って来た楢の切り株を利用して、椎茸の菌を植えました。椎茸がなるまでには2〜3年掛かると聞いていたので気長に待っていましたが、早くも今年椎茸が成り始めました。最初はこんな感じ(写真)で、なんとも可愛い様子です。まるで「キノコの森」のようです...シーサン
去年裏庭に、採って来た楢の切り株を利用して、椎茸の菌を植えました。椎茸がなるまでには2〜3年掛かると聞いていたので気長に待っていましたが、早くも今年椎茸が成り始めました。最初はこんな感じ(写真)で、なんとも可愛い様子です。まるで「キノコの森」のようですね。それが、だんだんと生育が良くなって、それぞれの木に5つぐらいづつ付くようになりました。今日も合計で20ケ近く収穫できました。大きなものは、傘が開いて15cm位に成っていましたが、やはり10cmくらいまでが形も良く、美味しそうです。
さて、どうやって食べましょうか。。
菌を植え付けてある原木を買っても、5年くらいは出るようですから、すごくお特です。日の当たらない、湿った裏庭など、普通は役に立たない土地で出来るのですから、これはすばらしい!是非お勧めです。]]>風の呼び方http://tubuyaki.sea-son.info/?eid=7199122008-11-26T10:50:28+09:002009-10-04T06:23:58Z2008-11-26T01:50:28Z
本当に久々の更新です。いつの間にか冬を感じる様子になって、季節は順調に移り変わっていますね。地球温暖化などと言って不安感を煽っていますが、私はちょっとだけ疑問符。確かに人間の繁殖(繁栄)は地球を覆う癌のように無機質で破壊的ですが、植物や動物の圧倒的な...シーサン
本当に久々の更新です。いつの間にか冬を感じる様子になって、季節は順調に移り変わっていますね。地球温暖化などと言って不安感を煽っていますが、私はちょっとだけ疑問符。確かに人間の繁殖(繁栄)は地球を覆う癌のように無機質で破壊的ですが、植物や動物の圧倒的な再生力を見ると、不安に思う前にちょっとだけ共存の道を選べば事済むような気がします。写真はずいぶん前の10月、沖合の熱帯低気圧が台風18号に変わったときのもの。思わず発達して予想外の大波となりました。自然は侮れませんよ!
さて、このとき漁師が使う風の名前が話題に上がりました。強風が吹くナライ、イナサはよく聞きますが、その他についてはあまり知りませんでした。そこでちょっと調べてみたら
北…マキタ
北東…キタ
東…マオギ
南東…イナサ
南…ミナミ
南東…ニシミナミ
西…ニシ
西北西…シカマ
北西…ナライ
が、よくある風の名前でしたが、漁師は、場所や地方によって風の名前を数十も使い分ける事があったようです。手漕ぎの小舟で漁をしていた頃には風の向き一つで生死を分けることもあったでしょう。言葉と言うのは生活に密着して発達し、また廃れていくものと実感しました。そして、言葉と共に自然に相対する智恵も失われてしまう気がして、ちょっと寂しくもあり、大いに残念でもありました。
自分は、少しでも肌で自然を感じるために、今日も沖に出ることとしましょう!
みなさんも、たまには沖に出てこの季節の爽やかな風に吹かれてみませんか?
]]>魚を釣ることhttp://tubuyaki.sea-son.info/?eid=7095542008-10-15T18:16:51+09:002008-10-15T09:16:50Z2008-10-15T09:16:51Z先日、友人のご家族を船に乗せ釣りをしました。そのお子さんが、こんなことを言うのです。ちょっと当たりが遠のくと「なんで釣れないの?」そして誰かが釣ると「あっちがいい。」。まるでテレビゲームでもやっている感覚のようです。
船長は、「お魚だって生きてて、人間...シーサン
船長は、「お魚だって生きてて、人間に釣られたくないんだから、まじめにやらないと釣れないよ!」と諭しました。
そう言えば、大人の釣り人でさえ、ちょっと釣れないと“ここには魚が居ない”などと宣う方がいます。そんな大人には何も言いませんが、釣りについて考える機会は、本当は大人にこそ必要かもしれません。
そこで改めて考えると、釣りを覚えると言うことは、その魚たちの習性を把握して、実際に釣り上げることですから、考えに入れなければいけない要素は、実にたくさんあることになります。例え一つの種類の魚にしても、その魚の釣れる季節、場所、水深、何を食べるか、どう食べるかなどがあります。そして、それに合わせた餌や仕掛けを用意しなければなりません。さらに言えば、同じ魚でも成長段階で居る場所や習性が変わってくるので大変です。
海の条件も一定ではありません。天候や潮の流れ、水温や潮の澄み具合など、釣れるのに適した条件が整うことの方が珍しいかもしれません。
そう考えてみれば、一匹の魚を釣り上げるためには、相当の努力を必要とすることが判ります。
釣りとは、見えない海の中の魚の居所を探り、釣れる条件を探して魚に挑戦することです。人事を尽くしてもなお、叶わない方が普通かもしれません。
釣りをすることで自然と接し、生き物を通して“生きる”ことを子どもに伝えられるような大人になりたいと、改めて思った瞬間でした。
]]>海の出来事http://tubuyaki.sea-son.info/?eid=6903722008-09-26T08:25:54+09:002009-10-04T06:23:58Z2008-09-25T23:25:54Z
海に接していると、命に関わるような色々な出来事に出逢います。
先日も、近くの貸ボート屋から出たボートが行方不明になり、漁師たちが捜索に出ました。行方不明になるくらいですから、天気は最悪。大雨で100m先も見えません。カッパを着ていてもびしょ濡れです。結局...シーサン
海に接していると、命に関わるような色々な出来事に出逢います。
先日も、近くの貸ボート屋から出たボートが行方不明になり、漁師たちが捜索に出ました。行方不明になるくらいですから、天気は最悪。大雨で100m先も見えません。カッパを着ていてもびしょ濡れです。結局は近くでは見つからず、遠く伊東(15km位先)から夜になって連絡があったようでした。漁師が沖に出ないような日に遊びに出るような非常識な人間の捜索でも、漁師は船を出し無料で捜索するのです。
漁師の間では、アクシデントはお互い様で、助け合う慣例があるので、一般の海難救助もボランティアで行われます。本来は海上保安庁が救助に当たるのが筋でしょうが、人命に関わること故、一番近くでその海を良く知っている漁師が出ていくことになります。公的にも、海難救済会と言う会に漁師が所属し、その任に当たると言う形になっています。
漁師は、毎日自然と相対して、生き物の命を扱っています。それ故に敬虔な気持ちも持っています。年に数回は海の神様にお祈りを捧げ、豊饒を感謝し、海に消えた命を鎮魂します(写真、本年の龍宮祭)。
人は、空も飛べませんし、水中を自由に泳ぐことも出来ません。便利な道具を使っているとつい忘れがちですが、自然の中で身一つになればか弱い存在です。海に出る時にも、くれぐれもそのことを忘れずにいたいものです。]]>family fishinghttp://tubuyaki.sea-son.info/?eid=6792862008-09-16T12:14:12+09:002009-10-04T06:23:58Z2008-09-16T03:14:12Z
先週、14日の日曜日に釣りの初心者5名で仕立てたいと、予約が入りました。どんな方々かと思っていたら、お母さまと、その御子息夫婦2組と言う組み合わせでした。家族で釣りをしようなんて、なんか麗しくて、船長、嬉しくなりました。
男性二人は釣りの経験はあるもの...シーサン
先週、14日の日曜日に釣りの初心者5名で仕立てたいと、予約が入りました。どんな方々かと思っていたら、お母さまと、その御子息夫婦2組と言う組み合わせでした。家族で釣りをしようなんて、なんか麗しくて、船長、嬉しくなりました。
男性二人は釣りの経験はあるものの、女性陣は初めて。どんな釣りを楽しんで頂こうか、プランは内に秘めつつ、10時出航。朝方カマスの試し釣りで入れ喰いだったので、まずは浅場で道具の使い方の練習も兼ねてサビキ釣り。日が高くなってカマスが口を使わず、空振り。予想はしていたので、早々に次のプランのメジマグロ狙いに。ソウダガツオが入れ喰い、メジマグロもそこそこ釣れました。ガンガン引く手応えに皆さんちょっと興奮!?さすがに入れ喰いに飽きた頃、タイ狙いに変更。タイが即1尾釣れましたが、さすがに続かず、しばし静かな時間。そこで場所を変えてアジ狙い。ちょこちょこアジが釣れ、その間になんとカンパチが!初心者の方で早々に飽きてしまうかと思っていましたが、4時までバッチリ色んな釣りを楽しんで頂きました。釣果は、トロ箱2杯!(写真+1箱)
お子さんも含めた家族釣り、大歓迎です!手ぶらでお出かけ下さい!]]>ワラサhttp://tubuyaki.sea-son.info/?eid=6718052008-09-09T07:04:26+09:002009-10-04T06:23:58Z2008-09-08T22:04:26Z
回遊魚の季節がやってくると、港は俄然活気づきます。特にワラサは人気の釣りものですが、真鶴沖で爆釣というニュースが入り、毎日朝から大変賑わっています。我が天恵丸にも“ワラサ釣れてますね!”と予約が入ってきます。釣果はと言うと、先週末は入れ喰い状態でしたが...シーサン
回遊魚の季節がやってくると、港は俄然活気づきます。特にワラサは人気の釣りものですが、真鶴沖で爆釣というニュースが入り、毎日朝から大変賑わっています。我が天恵丸にも“ワラサ釣れてますね!”と予約が入ってきます。釣果はと言うと、先週末は入れ喰い状態でしたが、最近はちょっと落ち着き気味に。。残念ながら0〜2,3尾と言う状態です。さすがに連日釣られるとワラサも賢くなるのか、口を使わなくなるようです。それでも昨日の午後船で良い結果が出た船があったようですから、ワラサ君の気分によってはいけそうで期待したいものです。
しばらくは続きそうなワラサ、ちょっとギャンブルチックですが、型が見れるだけでもという奇特な方お待ちしています!
大きさは3kgが平均ですが6kgも出たようです。味は脂が乗って最高に美味しいですよ!]]>