天恵丸の船長シーサン(SEA-SON)が日々の思いを綴ります。
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海の出来事
龍宮
海に接していると、命に関わるような色々な出来事に出逢います。
先日も、近くの貸ボート屋から出たボートが行方不明になり、漁師たちが捜索に出ました。行方不明になるくらいですから、天気は最悪。大雨で100m先も見えません。カッパを着ていてもびしょ濡れです。結局は近くでは見つからず、遠く伊東(15km位先)から夜になって連絡があったようでした。漁師が沖に出ないような日に遊びに出るような非常識な人間の捜索でも、漁師は船を出し無料で捜索するのです。
漁師の間では、アクシデントはお互い様で、助け合う慣例があるので、一般の海難救助もボランティアで行われます。本来は海上保安庁が救助に当たるのが筋でしょうが、人命に関わること故、一番近くでその海を良く知っている漁師が出ていくことになります。公的にも、海難救済会と言う会に漁師が所属し、その任に当たると言う形になっています。
漁師は、毎日自然と相対して、生き物の命を扱っています。それ故に敬虔な気持ちも持っています。年に数回は海の神様にお祈りを捧げ、豊饒を感謝し、海に消えた命を鎮魂します(写真、本年の龍宮祭)。
人は、空も飛べませんし、水中を自由に泳ぐことも出来ません。便利な道具を使っているとつい忘れがちですが、自然の中で身一つになればか弱い存在です。海に出る時にも、くれぐれもそのことを忘れずにいたいものです。
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