クジラ
2010.07.14 Wednesday
先週の9日、真鶴の定置網にクジラが掛かりました。(ちなみに毎月9日はクジラの日らしく、できすぎです)
数日前から近海を泳いでいたようですが、とうとう網に迷い込んでしまったようです。追い出そうとしたようですが、翌日には死んでしまっていたので、定置網の船で港に運んだとのことでした。その後の陸揚げが大変でした。なかなか上手く上がりません。何度も吊り上げたのですが、途中で綱が切れたり、滑って落ちたり、4時間近くかかってやっとトラックへ。海の上ではさほど大きく見えなかったクジラも、トラックに乗るとさすがに大きい!いや〜、沖で見たかったな!!
このクジラ、マッコウクジラの子どもらしいのですが、体長は10m、重さ約12トンあったようです。聞くところによると、この後保冷車に積み替えて、宮城県まで運ばれたようですが、きっと食用になるのだろうと思います。
食べると言えば、和歌山県太地町のイルカ漁を撮って米国のアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画「ザ・コーブ」が世界的な話題となりましたが、一方的な意見を押し付けるドキュメンタリーが賞を受賞するなんて、程度が低すぎると思いますね。食べると言う行為は神聖な部分を持っていると考える日本人のメンタリティーも知って欲しいです。環境保護団体と名乗っているものの根本的な人種差別体質には悲しいものがあります。調査船に体当たりするなんてのも、海で暮らす側からしたら、命を脅かす許し難い行為でしかありません。言語道断な感じ、とさらに憤ってしまいます。